よく聞く説
「妊娠中はコーヒーを一切飲んではいけない」
結論
一部正しい主要なガイドラインは妊娠中のカフェインを1日200mgまで許容しています(およそ中サイズのコーヒー1杯)。ミルクティー、コーラ、チョコレートに含まれる分も数えましょう。
この説はどこから来たのか
妊娠中は「念のため」が優先され、刺激のあるものは一律にやめるのがいちばん簡単な決まりになります。大量のカフェインについての研究にも確かに疑問が残っているため、「一口もだめ」という言い方が広まりました。
根拠は何を示しているか
米国産科婦人科学会(ACOG)の委員会意見は、適度なカフェイン摂取(1日200mg未満)は流産や早産の主要な要因ではないとみられる、としています。同じ意見は、わかっていないことについても慎重です。カフェインと胎児発育不全の関係は未確定であり、大量摂取と流産に関連があるかどうかについても、現時点で最終的な結論は出せないとしています。つまり結論は「自由に飲んでよい」ではなく、「200mg未満なら許容できる。それを超える分は、安心できるだけの根拠がない」です。
どうすればよいか
- 1日のカフェインの合計を200mg未満に抑えます。
- すべてを合算します。コーヒー、お茶、ミルクティー、コーラ、チョコレート。
- 含有量は商品やカップの大きさで大きく違います。パッケージや店が公表している数値を確かめます。
- 飲みたくなければ飲まなくてかまいません。200mgは上限であって、目標ではありません。
受診の目安
- 医師からあなたの状況に合わせたより厳しい制限を示されている場合は、それに従います。
根拠
ACOG · 米国産科婦人科学会
American College of Obstetricians and Gynecologists. (2010/08). Moderate caffeine consumption during pregnancy (Committee Opinion No. 462). https://www.acog.org/clinical/clinical-guidance/committee-opinion/articles/2010/08/moderate-caffeine-consumption-during-pregnancy
直接の出典 · 学術機関・専門学会 · 2026-10-13 確認
出典の確認日:2026-10-13

