妊活というと排卵検査薬を買い込むところから始める人が多いのですが、赤ちゃんの健やかさという観点から本当に前もってやるべきなのは、次の6つです。
1. 3か月前から葉酸をとる
神経管は妊娠4〜6週で閉じます——そのころ、あなたはやっと妊娠に気づいたところかもしれません。ですから葉酸(1日400〜800マイクログラム)は、少なくとも1〜3か月前からとりはじめてください。検査薬に線が2本出るのを待ってからでは遅いのです。
2. 妊娠前の検査を一度受ける
基本の項目:血算、甲状腺機能(TSH)、血糖、B型肝炎、梅毒、HIV、風疹抗体、子宮頸がん検診が有効期間内かどうか。家族に遺伝性の病気がある場合は遺伝カウンセリングも加えます。
3. 足りないワクチンを打つ
風疹の抗体がなければMMRを接種します(接種後1か月は避妊を)。水ぼうそうにかかったことがなければ、こちらも接種をすすめます。B型肝炎の抗体が足りなければ追加接種を。妊娠中に打てるワクチンはかぎられているので、妊娠前が接種の機会です。
4. もともとの体の状態を整える
- 甲状腺機能低下症・亢進症:まずTSHを妊活の目標範囲に整えます
- 血糖の異常:妊娠前にととのえるほうが、妊娠中に立て直すよりずっといい結果になります
- 長く飲んでいる薬(にきびの薬、一部の精神科の薬など):処方を変える必要があるか医師に確認してください。自己判断でやめないこと
- 歯の検診:妊娠中は歯の治療に制限があります。むし歯や歯周の問題は先に片づけましょう
5. ふたりで生活習慣を見直す
禁煙と禁酒(ふたりとも)、カフェインは1日200 mg以内に、規則正しい睡眠、BMIを18.5〜24に近づける。精子がつくられる周期はおよそ3か月——お父さんの宿題も前もって始める必要があります。
6. 気持ちとお金の「やわらかい準備」
話し合っておきましょう:主にどちらが世話をするか、それぞれの仕事のペースをどう譲り合うか、予算をどう組むか。妊活そのもののストレスが妊娠しにくさにつながることもあります。何かを補うより、まず期待をすり合わせておくことです。
平均すると、健康なカップルが1周期で妊娠する確率はおよそ15〜25%で、1年以内の妊娠は正常の範囲です。35歳未満で1年、35歳以上で半年たっても妊娠しない場合に、生殖医療の専門外来で評価を受けてください。
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