湿疹(アトピー性皮膚炎)は乳幼児の約15〜20%にみられ、くり返し、かゆく、出る場所も変わります。ケアの中心はひと言です:皮膚のバリアを立て直すこと。
一の手:保湿は、量が足りていること
- 保湿剤は補助ではなく治療の主役です——無香料の、こってりしたクリームか軟膏を選びましょう
- 量をたっぷり:全身に、1日に最低2回、悪化しているときはもっと頻繁に。乳児なら1週間の使用量は「100グラム単位」になるはずです
- 入浴後3分以内が絶好のタイミングです。こすらずに押さえて水気を取り、すぐに塗ってください
二の手:正しく入浴する
- ぬるめのお湯(37℃前後)で5〜10分。毎日でも1日おきでもかまいません
- 石けん成分と香料の入っていないやさしい洗浄料か、お湯だけで
- 熱いお湯は避けてください。一瞬かゆみは止まりますが、代償としてバリアがさらに壊れます
三の手:使うべきときにステロイドを我慢しない
ステロイド外用薬は中等症以上の湿疹の第一選択です。「ステロイド恐怖」は湿疹の管理がうまくいかない最大の理由のひとつです:
- 医師の指示に従って弱いランクのもの(1%ヒドロコルチゾンなど)を選び、患部に薄く塗ります
- 短期間(5〜7日が一般的)で悪化を抑え、よくなったら少しずつ減らしてやめ、保湿で維持します
- 医師の指導のもとで正しく使う場合の安全性には十分な根拠があります。かき壊して感染するリスクのほうが、適正な使用よりずっと大きいのです
引き金を減らす
- 綿の衣類、爪を短く切る、夜はミトンを使ってもよい
- 室温を上げすぎない。汗はよくある引き金です
- 洗濯にはやさしい洗剤を使い、しっかりすすぐ
湿疹でアレルギー検査や除去食は必要?
乳児湿疹の多くは食物アレルギーとは関係ありません。やみくもな除去食はかえって栄養とアレルゲンの早期導入をさまたげます。次の場合にはじめて評価を考えます:中等症以上で、適切なケアをしても抑えられない。食べた直後にじんましんや嘔吐などの即時型の反応が出る。
受診のサイン
じゅくじゅくして黄色いかさぶたになる(二次感染の可能性)、発熱、広い範囲で急に悪化した、眠れないほどで家庭のケアでは効かない。
よい知らせ:約半数の子は1歳を過ぎると湿疹が目に見えて落ち着き、多くは年齢とともに少しずつ良くなっていきます。
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